獲物のあるビオトープづくり

プロジェクトの概要

「獲物のあるビオトープ」の初夏 「獲物のあるビオトープ」の初夏

全長200m 面積2000㎡の水域を造成し、これを中心に「失われた室蘭の湿原」をモデルとしたふる里の自然再生を進めている。同時に、このビオトープ・イタンキを「獲物のあるビオトープ」として、子ども達の自由な「自然体験の場」に提供している。

取り組みのねらい・目標

授業としての「自然体験学習」の受け入れなど、身近な自然に触れながら生長できる環境づくりを進めることにより、子ども達の心の生長、自然のしくみへの理解を深め、予想される「困難」を解決出来る人材が育つことを期待する。

達成度

造成工事は2006年から2011年で完了。ふる里の動・植物の導入・自然再生は順調に推移。
平行して、子ども達の自然体験学習の受け入れを進めている。2013年は4校。

参加・連携・協力団体など

活動のスタートは1998年まで遡るが、行政の理解を得るのに長い時間を要した。活動の「形」が見えるようになってからは次第に評価を受けるようになり、北海道地域活動推進功労者賞、ソロプチミスト環境貢献賞、コカ・コーラ環境教育賞などを受賞。2011年活動の趣旨に沿った内容の室蘭市ビオトープ憲章が制定され、2013年環境保全活動に対する北海道知事表彰を受けるなど、道・市レベルとの連携が育ちつつある。

対象分野

環境・生物多様性保全の推進、人材の育成、獲物のあるビオトープ、ビオトープ憲章

手法

ワークショップ
教室での事後・事前講義
フィールドでの活動

主な対象者

小学校高学年 他
参加者数 年間500人

実施期間

年間を通して

活動の様子

自然体験学習、子ども達は夢中に 自然体験学習、子ども達は夢中に

ESDの視点

私達の活動は、
①行政の理解・同意を得る。
②ビオトープを造成する。
③ふる里の自然を再生する。
④「獲物のあるビオトープ」として子ども達の自然体験を受け入れる。
⑤命を見つめる心が育つ。
⑥自然のしくみを理解する人材が育つ。
⑦地球課題を理解する指導者が育つ。
⑧人類の困難を解決する。

といった①~⑧の大きな流れの中に位置づけて考えています。

対象者の変化

上記①~④は既に実現できています。⑤以降は他の様々な「力」も相まって実現していくことです。私達のささやかな力では、残念ながら「変化がもたらされた」とは言えません。

改善点

小さな力も数多く集まれば大きな力となります。同じような考え方・行動の人々が増えてくれれば、と思います。

その他

網越に指に触れるシオカラトンボの翅のブルブル、すくい上げた泥の中で跳ねるトミヨ、「獲物のあるビオトープ」ではトンボ捕りや魚すくいなど子ども達が自由に生き物に触れ、採集することを受け入れ、飼育する「獲物」を持ち帰らせています。
 子ども達が生きものにかかわるという事は、現実にはその生きものを死なせてしまうことがほとんどです。しかし、このことの積み重ねの中からこそ「命」を大切にする心が育ち、自然環境への理解が進むと考えています。

団体概要
団体名 NPO法人 ビオトープ・イタンキ in 室蘭
住所 〒050-0085  北海道室蘭市輪西町 2丁目12-5
電話番号 090-8637-8725
担当者名 大西 勲
e-mail ohie _biotop_itanki@yahoo.co.jp
団体URL http://biotop-itanki.jpn.org/
プログラムのURL

冊子事例集ダウンロード(PDF)

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