越冬期における野宿者支援・こども夜まわり活動

プロジェクトの概要

路上で野宿者の話を聴くこども達 路上で野宿者の話を聴くこども達

毎年厳冬期である1月~3月上旬に、釜ヶ崎および周辺地域(浪速区・中央区・阿倍野区・天王寺区)の野宿労働者のもとをこども達が訪れ、健康等の状態を確認しながらそれぞれのお話を聞いてまわる人権擁護活動。

「人を人として」というテーマのもと、毎回夜まわり活動の前には必ず学習会を行う。夜まわり中、必要な方にはおにぎりやみそ汁などの配布も行う。*こども夜まわりは、釜ヶ崎キリスト教協友会の越冬活動の一環として行なっている。

取り組みのねらい・目標

野宿労働者のお話をこども達が直接聞くことで、野宿者に対する差別や偏見を無くしていくと共に、参加するこども達自身が自分も相手も一人一人が大切な存在であることに気付き、自尊心を高め、回復する。そして、自分たちの暮らす町への意識を高め、地域の繋がり・まちづくりにも参画することにつながる。また、野宿者の健康状態や希望によっては、医療機関や法的な保護等にもつなげ、一人でも路上で亡くなる方が出ないよう必要な支援につなげていく。

達成度

この活動を継続して行うことで、こども達自身が自分たちの暮らす地域に誇りを持ち、そこに生きる自分たちも野宿労働者も、皆同じように大切にされるべき存在であるということを体感して学ぶことができていると感じる。また、学習会での話や野宿者の方から直接聞いたお話を通じ、自分たちと野宿労働者の方たちとのつながりを知ることもできている。必要な支援につなげることができた出会いについては、「本当に命の恩人だ、感謝している」との言葉もいただいている。また、もう一つの大きな成果は、この活動に外部から参加したこども達や大人たちが、直接野宿者の方からお話を聞いたことで、これまで抱いていた偏見や差別意識に気づき、そこが変化していくという点である。

参加・連携・協力団体など

参加団体には、これまでこどもの里と関わりのある学校や教会など様々な団体があります。また参加者についても、こどもの里と元々関わりのある方から、この活動に興味を持って初めて参加される方にいたるまで、様々な方がおられます。連携団体には「釜ヶ崎キリスト教協友会」という団体があります。これは、こどもの里が所属している共同体で、釜ヶ崎とその周辺地域において様々な分野で活動しているキリスト教系の団体が、普段から色々な活動を共にしたり、必要に応じて協力し合っているものです。越冬期の夜まわり活動は、キリスト教協友会の各団体も、曜日を変えて行っており、情報の共有や情報交換も行っています。

対象分野

人権、貧困、まちづくり、環境

手法

講師による学習会→フィールドワーク→振り返り&感想文による分かち合い

主な対象者

年長児~高校生他参加希望者
参加人数 のべ439 人
(全7 回・平均62 人/回)

実施期間

1 月~3 月上旬の毎週土曜日

活動の様子

夜まわり前に必ず行う命の学習会 夜まわり前に必ず行う命の学習会

ESDの視点

対象者の変化

改善点

その他

団体概要
団体名 カトリック大阪大司教区 こどもの里
住所 〒557-0004 大阪府大阪市西成区萩之茶屋2-3-24
電話番号 06-6645-7778
担当者名 荘保 共子(館長)
e-mail kodomo-no-sato@k6.dion.ne.jp
団体URL http://www.k5.dion.ne.jp/~sato/
プログラムのURL

冊子事例集ダウンロード(PDF)

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