4月3日夕方から、第25回ワン.ワールド.フェスティバル実行委員会を関団協の杭全分室で開催しました。イベントを終えてから2ヶ月経ちましたが、準備の経過と当日の開催状況について話し合いました。問題点や改良点など意見を語り合い、来年度の準備に向けて意気込みが強く感じられました。活気に溢れた2時間半の会議でした。
4月3日夕方から、第25回ワン.ワールド.フェスティバル実行委員会を関団協の杭全分室で開催しました。イベントを終えてから2ヶ月経ちましたが、準備の経過と当日の開催状況について話し合いました。問題点や改良点など意見を語り合い、来年度の準備に向けて意気込みが強く感じられました。活気に溢れた2時間半の会議でした。
外国人母子支援ネットワーク形成事業では、5月9日に中央区区長と支援NPOの懇談会を実施いたしました。
中央区からは、柏木区長、斎藤副区長、保健福祉課の比嘉さん、また子ども子育てプラザや、大阪府の児童民生委員の方にもご参加いただきました。NPOからは、昨年度本事業の研究会からご参加いただいる在住外国人支援に取り組む団体にお越しいただき、総勢15名の懇談会となりました。
懇談会では、各団体の取り組みの中で課題と考えていることをお話いただき、行政と協働することで課題を解決できないかについて、話し合いました。
NPO・支援団体が、本分野の課題と考えていることとして、
「子どもやお母さんの居場所づくりが必要である。」
「プライベートにどこまで踏み込むのかが難しい。」
「本当に支援が必要な人にアクセスができておらず、外国人イベントを企画しても、来てほしい人が来てくれない。すでにあるコミュニティへ出向く方が効果的ではないか。」
などをはじめ、多岐にわたる内容が出されました。
また、中央区の方から、現行の行政制度のお話もしていただき、次のような外国人支援の難しさが見えてきました。
「日本人も在住外国人も区別無く公的サービスを受けられるべきだが、日本社会の文書主義、役所言葉などが外国人へのサービス提供を難しくしている。」
「予算や公的施設の使用については自由度が低い。」
「公的に事業をするとしても、今は採算が合わなければ実現が難しい。」
柏木区長からは、NPOも行政もよいサービスをしようとがんばっているが、もう一歩のところで連携ができていない。価値観を統一してお互いにつながっていきたいと、今後の連携に向けての前向きなコメントをいただきました。
参加者からは以下のような感想や、今後取りくみたい内容をいただきました。
「改めて自身の団体の役割を認識」
「顔の見える話し合いの場を継続してほしいと思います。」
「行政やNGOのネットワークの広がりで外国人へのサポートがもっとできるといいと思いました」
「支援の必要な方の組織化、ネットワーク化をしたい」
参加くださいました皆様、ありがとうございました。
支援者間の連携・協働については皆様から賛同していただいています。実行に移せるよう、これからも取り組んでいきたいと思います。
外国人母子支援に関連したご意見ご要望がありましたらお寄せ下さい。
kna@pianpo.com
関西国際交流団体協議会では、昨年度に引き続いて、外国人母子支援ネットワーク形成事業を実施いたします。
今年度はまず、行政との協働について考えるべく、4月4日に大阪市中央区との面談を行いました。
出席いただいたのは、柏木陸照区長をはじめ、斎藤副区長、保健福祉課の塩谷さん、比嘉さんです。比嘉さんは昨年度、本事業の勉強会でお話いただくなど、たくさんご協力いただいています。
訪問したのは、(特活)コリアNGOセンターの金さん、(公財)大阪国際交流センターの梅元さん、中央区南地区担当の民生委員鳥居さんで、昨年度の事業紹介と、今年度事業に関して協力をお願いしました。
柏木区長は、フィリピン人親子イベント(フィリピン人コミュニティ、領事館、区役所により2月に実施)に参加されるなど、地域の外国人との共生について熱心に考えていらっしゃいました。
今後、多文化共生に取り組むNPOと行政との協働を進めるべく、中央区がロールモデルができればいいと、双方から声があがりました。
関西国際交流団体協議会でも、今年度は行政との協働など、具体的な取り組みを実施できればと考えています。
外国人母子支援に関連したご意見御要望がありましたらお寄せ下さい。
kna@pianpo.com
3月11日、NPOスキルアップセミナーを開催いたしました。今回は、IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表の川北秀人さんを講師にお招きし、「情報開示スキルアップ」「広報スキルアップ」の2つのセミナーを実施いたしました。
最初は「情報開示」がテーマです。信頼してもらいたい相手にとってはどんな情報を知りたいか意識すること、団体の基本的な情報は常に出せるようにしておくことなどのポイントを、具体例を交えながらお話いただきました。
ワークでは、受講団体が現在伝えている情報の確認と、今後伝えたい内容、その準備について考えました。
続いて、「広報」テーマのセミナーです。伝えたい人の視野に入ることが大切であること、NPOが検索される時代に、どんな伝え方をすれば信頼されるか、などのお話をいただきました。
IIHOEが名刺を利用して伝えられていることもご紹介いただきました。
ワークでは、各団体が広報したい相手には自分たちに対してどのような不安があり、そこへどんな手段で広報するかを考えました。そのあと、参加者同士での発表と、広報相手になりきってのフィードバックを行いました。
「情報開示」「広報」とも、自分たちが伝えたい内容ではなく、相手が知りたい内容を伝えるべきということが強調されていました。
長時間のセミナーで、様々な観点から考える内容がたくさんありましたが、参加者の皆様は熱心にお話を聞いたり、ワークに取り組んでいらっしゃいました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
本セミナーの詳細については下記お問い合わせ先までご連絡ください。また、講師の川北さんのブログでも紹介されています。
関西国際交流団体協議会では、こうしたセミナーをはじめ、関西で活動されている皆様の支援活動をしていきます。
セミナー内容などのリクエストがありましたら、ご連絡お願いいたします。
(特活)関西国際交流団体協議会事務局(担当:松本)
TEL:06-6944-0407
FAX:06-6944-0408
Email: directory@interpeople.or.jp
NPOデジタルダイレクトリー事業では、4つのテーマでNPOスキルアップセミナーを実施いたしました。関西各地から国際交流協会や国際協力団体をはじめ、市民団体で活動されている方にご参加いただきました。
2月23日は、公益財団法人パブリックリソース財団から2人の講師をお招きし、「ミッション・ベースト・マネジメントの実現」「ファンドレイジングスキルアップ」をテーマに実施いたしました。
午前中は「ミッション・ベースト・マネジメント」をテーマに、専務理事・事務局長の岸本幸子さんにご担当いただきました。自分たちは何のために活動しているのか、その価値を明確にすることの大切さ、その目標から逆算して事業を組み立てていくことについてお話いただきました。
ワークでは、各団体の事業について、長期的な成果を生み出すために必要な活動を考えたあと、受講団体の事例を全員で共有し、事業の各ステークホルダーにはどのような変化がのぞましいかを考えました。
この手法を使って事業を組み立てている団体の事例もご紹介いただきました。
午後からは「ファンドレイジングスキルアップ」をテーマに、チーフ・プログラムオフィサーの田口由紀絵さんにご担当いただきました。NPOのファンドレイジングに関する基本的事項から日本のNPOへの寄付についての現状の説明、また同団体が運営されているオンライン寄付の取り組みについてご紹介がありました。
ワークでは、受講団体が取り組んでいる課題と、その解決にどのぐらいの金額が必要なのかを紙芝居で表現し、受講者同士で発表しあうという取り組みをしました。他の人に事業の必要性を説明する難しさが実感できたと思います。
午前・午後を通じて難しいテーマだったと思いますが、受講者の皆様が自分たちの活動をよくしたいという気持ちで取り組んでおられるのが伝わってきました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
関西国際交流団体協議会では、こうしたセミナーをはじめ、関西で活動されている皆様の支援活動をしていきます。
セミナー内容などのリクエストがありましたら、ご連絡お願いいたします。
(特活)関西国際交流団体協議会事務局(担当:松本)
TEL:06-6944-0407
FAX:06-6944-0408
Email: directory@interpeople.or.jp
NPOデジタルダイレクトリー事業では、12月17日(月)にNPO評価セミナーを実施しました。関西各地から国際交流協会や国際協力団体の皆様にご参加いただきました。
第一部では国際協力分野のコンサルタント大迫正弘氏より、事業評価についての講義いただきました。事業評価で何と何を比較し評価するのか、どのような視点で評価を実施するかの「評価5項目」などについてお話されました。評価の考え方から進め方まで全般的にご説明いただき、参加者の皆様も熱心に聞いていらっしゃいました。
第二部では本事業の組織評価研究会で開発した組織評価トライヤルを実施しました。まず参加者の皆様に組織評価設問に回答いただき、次に回答しにくかった質問についてのご意見をいただきました。様々な団体の方に見ていただくことで、いろいろな視点からのコメントを出していただきました。
来年1月には、インターネット経由で組織評価ができるシステムを公開予定です。今回のセミナーでいただいた貴重なご意見も取り入れさせていただき、よい評価システムを完成させたいと思います。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
本セミナーの詳細については下記お問い合わせ先までご連絡ください。
また、来年2月、3月には組織評価でわかった課題を克服するためのスキルアップセミナーを実施いたします。日程・講師については現在調整中ですが、こちらについてのお問い合わせも下記までご連絡ください。
(特活)関西国際交流団体協議会事務局(担当:松本、藤沢)
TEL:06-6944-0407
FAX:06-6944-0408
Email: directory@interpeople.or.jp
9月10日(月)~12日(水)の3日間、当協議会会員限定のPCM(プロジェクト・サイクル・マネジメント)手法研修計画立案編を実施しました。
PCM手法とは、主に国際協力の世界でプロジェクトの計画立案や運営管理、モニタリング評価等に利用されている手法です。しかしこの手法は一般社会でも使える部分がありますので、今回国際協力分野に限定せず会員皆様に御案内しました。
結果、会員団体関係者8名のお申し込みがありました。残念ながら直前に1名のキャンセルがありましたが、事務局内スタッフも交えて9名で実施しました。
研修終了後、参加者からは、
「プロジェクト作成の過程を勉強できた。今後の業務に生かしたい。」
「今後の業務に大変参考になります。」
「活用したいと思います。」
等々の声が寄せられました。
研修の様子を以下のとおり御紹介します。
架空の設定で、問題解決のためのプロジェクトを3日間かけて立案します。
カードに意見を書いて、議論しながら分析を進めます。
どんな関係者がいるのか、どんな問題がどのような原因で生じているのか、そして解決手段は何か?
参加者同士発表して、考えを共有し、より良い案にしていきます。
議論にも熱が入ります。
最後に以下のようなプロジェクト概要票が完成しました。
参加くださいました皆様、3日間お疲れ様でした。
関西国際交流団体協議会は、今後も会員向け事業に力を入れていきます。
皆様の御意見御希望をお寄せ下さい。
kna@pianpo.com
外国人母子支援ネットワーク形成事業(*注1)では、9月3日(月)に、第2回研究会夜の部が実施され、「にほんごサポートひまわり会」より斎藤裕子代表にお越しいただき、お話をおうかがいしました。
*注1平成24年度大阪府新しい公共支援事業「NPO等の活動基盤のための支援事業」マーテル外国人母子支援ネットワーク形成事業
参考:「にほんごサポートひまわり会」
http://www.himawarikai200311.org/
8月9日の第1回研究会夜の部で、外国にルーツのある子どもたちにとって「居場所」があることが大切なこと、また子どもの表面的な言動のみに着目するのではなく家庭や家族等々にも目を向けないといけないこと、そして地域でどう支えるかについて意見が交わされたため、こうした分野で取り組まれている斉藤様をお招きすることになりました。
参考:第1回の様子はこちらから↓
http://www.interpeople.or.jp/info/2012/08/post.html
報告される斎藤裕子さん
お話では、まず、外国にルーツを持つ子どもたちが直面している状況についてわかりやすく説明がありました。
・来日年齢や母国で受けた教育年数によって状況が違うこと。
・全ての子どもが自動的にバイリンガルになるわけではないこと。
・「今ここ」の会話がそれなりに成立するために、子どもが抱えている苦しみや困難さが周囲に理解されにくく、我侭等性格や親のしつけの問題と歪曲されかねないこと。
・学校で使う語彙と家庭で使う語彙との大きなギャップがあること。
・親の日本語習得度によっては、子どもの日本語能力を過度に高く評価し、頼りきっている状況もままあること。
その他、ここでは紹介しきれないほど、エピソードを交えながら子ども達親達から見える世界についてお話いただきました。
そして、これらの状況に置かれている親子のニーズに寄り添うように活動をされている「にほんごサポートひまわり会」の様々な取り組みについて報告がありました。会が大切にされていることは、会のリーフレットに以下のように記載されています。
・高齢者、子ども、非識字者、乳幼児連れの人など、日本語学習の機会が得にくい人が学びやすいように
・学習者のニーズに応えるよう努力する
・地域の中の日本語教室として、地位との連携、地域への発信など、「地域」を意識した活動
具体的には毎週土曜日に、個々人のニーズに寄り添った日本語教室や、子育て日本語サロン、外国から来た子どものための学びのサポート等をボランティアの皆様と実施されています。また時々、盆踊り講習会やたこ焼きパーティー等各種イベントも実施されています。
休憩時間も話が尽きません
報告を聞いた後の参加者の感想としては、参加者も前々から感じておられた問題点を明確に整理いただけた感動と、どういう活動が必要か重要かについて考えさせられた旨の声が多数挙がりました。その一部を以下のとおり御紹介します。
「かかわりをもっている外国人の家庭の子どもの問題ととても重なります。」
「子どもたちがかかえる課題解決には、いろんな(たくさん)の方とのつながりが大切だと改めて感じた。」
「外国にルーツを持つ親子で、支援が必要な方が大勢いることを改めて認識。」
「子どもと親の関係、言葉についてなるほどと思うことがありました。」
「日本語を母語としない子どもへの教育の難しさ」
「日本語にしろ、そうでないにしろ、知識のベースとなるものがとても大切だと分かった。」
「しっかり日本語を学習することの大切さ、まわりのサークル、地域で支える二輪が大切。」
「親に頼れない子ども達をちょっと支えることで学ぶこと、体験出来るとわかる。
会の活動が居場所になっている。」
「このような会がたくさんできるといいですね。」
「イベントで他VOグループと協力していること。すばらしい!幅広い活動が可能!!」
「きめ細やかな日本語教室で外国人の子ども達の居場所であると感じた。」
「子どものアイデンティティの確立が気になりました。ロールモデルは重要だと思いました。」
そして参加者の中からは
「学びのサポート」
「子ども(+母親)への日本語教室を各区に一つはつくれれば」
「子育てサロンのような場」
「日本人から学ぶこと大切と共に外国人が外国人に日本語を教える(日常のこと、学校からのお知らせ)」
といったことに取り組みたいという声が上がりました。
次回以降、是非皆さんと共に議論を重ね、具体的な計画を立てていきたいと思います。
参加くださいました皆様、ありがとうございました。
次回は10月11日(木)に昼の部、10月15日(月)に夜の部を予定しています。
詳細は追って本ブログにアップいたしますので、皆様是非御参加下さい。初めての方も大歓迎ですので、是非お越し下さい。
(特活)関西国際交流団体協議会は、平成24年度大阪府新しい公共支援事業「NPO等の活動基盤のための支援事業」の一環として、「マーテル外国人母子支援ネットワーク形成事業(略称「外国人母子」事業)」を実施します。NPOや市民団体、行政、社会福祉協議会、総領事館、その他市民の皆様と共に、ニューカマーの外国人女性と子供達が、どうしたら大阪に心地よく住めるか、多様な関係者が連携しながら支援策を共に考えていこうという事業です。
8月9日には第1回研究会として、昼の部には31名、夜の部には9名の皆様にお集まりいただき、ワークショップ形式で議論しました。新しい出会いもあれば懐かしい出会いもあったようで、皆さん話し込んでおられました。参加くださいました皆様、ありがとうございました。研究会は9月、10月、11月にも実施いたしますので、既に参加された方も、まだの方も是非御参加下さい。詳細は追って本ブログにアップいたします。
昼の部には多くの参加があり、会場がぎっしり埋まるほどでした。
当協議会山内理事長の挨拶からはじまりました。
まずはカードを使って自己紹介です。
次に似たもの同士グループになりながら、どのような参加者が集まっているのかを、視覚的に理解するエクササイズです。
グループになって、困っていることをどうすれば解決できるのかを議論しました。
グループを移動して、さらに議論を深めます。
話がはずみます。
議論した内容を発表しあいました。
考えを共有します。
代わって夜の部は少人数の参加でしたが、皆さん精鋭ばかり。
じっくりと議論がなされました。
(了)