2018.2.3

ワン・ワールド・フェスティバルの背景

フェスティバルの背景

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環境破壊、人権抑圧、民族紛争、難民、貧困など国際社会は大きな課題を抱え、それらは年々、深刻化しています。平和、人権、環境、貧困など、地球規模の課題は、それ自体が単独で存在しているのではなく、豊かさを享受している私たちの日々の生活や認識の仕方と深く関わり合っています。課題解決のためには、市民一人ひとりが自らの問題としてとらえ、考え、行動しなければなりません。

そこで、市民に広く国際協力の大切さを認識してもらい、活動に参加してもらう機会を提供しようと、関西を中心に国際協力に携わっているNGO、国際機関、自治体、企業などが協力して、1993年から毎年、国際協力の催し「ワン・ワールド・フェスティバル(以下、OWF)」を開催してきました。

初回から第6回は、政府系の国際機関や自治体設立の財団、経済団体等で構成された実行委員会が主催し、運営を関西国際交流団体協議会が企画受託、本協議会会員で構成する運営委員会が担うというかたちで開催しました。1998年度のOWFが終了した時点で同実行委員会は終結しました。当初から、開催は数回の予定で、同実行委員会としての役割は終了し、これからはNGOが主体となって開催してほしいとの見解でした。そこで、旧運営委員会を中心に出展団体等の意見も聞きながら、継続するべきか否かの話し合いを行い、OWFを継続していく意義と必要性があるとの認識に立って、1999年度より、関西国際交流団体協議会が新たに実行委員会を結成して主催するようになりました。海外援助だけでなく、留学生や研修生の受け入れ、人権擁護、開発教育、国際交流など多様な活動の団体、さらに、NGOだけでなく、自治体設立の国際交流協会、国際機関、NPOなどさまざまな団体の参加によって、プログラムに広がりが生まれ、参加者の促進につながりました。

2002年度に第10回の節目を終えたのを機に、OWFに協力・参加いただいた団体・機関の方々に本事業についての意見を伺い、検討した結果、多様な団体・機関が一堂に会して活動を紹介する関西地域唯一の機会として、継続開催を希望する声が大変高いことから、引き続き継続して開催することとしました。

貧困や環境破壊など深化する地球規模の課題に対する国際社会の協力は待ったなしの局面を迎えています。国連は「ミレニアム開発目標(MDGs)」を設けて2015年までの解決をめざしており、なかでも企業の積極的な取り組みへの期待が高まっています。企業のCSR活動は今や、地域社会のみならず、グローバルな視野をもって進めることが求められる中、国際協力の各分野で専門性を有するNGO/NPOと企業の連携など、多様なセクターの協働による継続的な取り組みが求められ、ビジネスの手法を通して課題解決をめざす社会起業家やソーシャルビジネスなど、新しい国際協力の取り組みも注目されています。

私たちはこうした観点から、実行委員会をNGO/NPOやODA実施機関、教育機関、自治体設立の財団、社会貢献を行っている企業など多セクターで構成し、プログラムにおいては、公募性を導入し、各団体が日常推進している取り組みをより効果的に紹介する機会とするなど、多様な団体や世代が積極的に参加し、フェスティバル当日だけでなく、事後につながる発展性のあるものをめざしていきたいと考えております。 

フェスティバル当日の様子はフォトギャラリーをご覧ください。