NGO相談員 〜 過去のご相談
NGO相談員 〜 過去のご相談

学校教育との連携

質問者:NGO関係者・設立希望者

学校教育と連携するにはどうしたらよいか。

なぜ、学校教育と連携したいのかを確認すると、団体の活動の柱に開発教育があるとのことで、教材用のビデオを作成したり、ワークショップ用のグッズも作成していた。開発教育を行うのは団体のスタッフやボランティアとのこと。そこで、開発教育プログラムの内容を紹介した広報チラシを作成し、まずは地域の学校や教育センターに出かけて関係をつくること、開発教育協会に連絡して地域の開発教育や総合学習に関心のある教員にアプローチすることなどを勧めた。よい実践をしていけば、クチコミで広がるので、教員と連携して地道に取り組むことをアドバイスした。

会員を増加させる方法

質問者:NGO関係者・設立希望者

アジアの子どもたちの教育支援をしているNGO。会員が増えない。会員を増やす方法はないか。

まず、会員は事業の支援者なのか、活動の担い手なのか、両方を兼ねそなえるのかなど、団体内で会員の位置づけを明確にすることが大事であり、その上で、支援者としての広報とボランティアなど活動の担い手への呼びかけを区別して行うことを助言した。広報をどのように行っているかを確認したところ、ニュースレターの発行とホームページ上での公開であった。ニュースレターの送付が会員に限られ、今後会員になるであろう潜在的な人向けの広報が弱いことから、公共施設や教育施設、関連イベントでのニュースレターやチラシの配布、国際協力フェスティバルなどに参加して団体の存在をアピールすること、学校の総合的な学習の時間や地域の生涯学習などと連携した開発教育プログラムに取り組むことなどをアドバイスした。

質問者: 政府関係者・地方自治体

財務大臣会議に向けて市民の関心を高めていきたい。そのために、日本の大学生と留学生による地球的規模の諸課題についてのパネルディスカッションを企画している。参加者の呼びかけに加えて、提言の募集をするが、意見を寄せてくれそうな団体や若者たちを紹介してほしい。
ワン・ワールド・フェスティバルには学生団体も多く参加しており、呼びかけに協力できそうな団体をいくつか紹介したほか、当協議会の会員団体など、関西の学生団体も紹介。その他、ワン・ワールド・フェスティバルには相談者の企画に関心をもちそうなボランティアも多く、ボランティアへの呼びかけも可能なことを伝えた。

質問者: 政府関係者・地方自治体

国際化に対応したまちづくりを進めるため、在住外国人の意見を聞きたい。適切な話のできる人を紹介してほしい。
協議会のネットワークの中から、客観的な意見を明確に述べられる人物を、本人の了解を経て、数人紹介した。

質問者: 政府関係者・地方自治体

国際交流協会でフェスティバル事業を担当しているが、ファンドレイジングと実行委員会の活性化をどうしたらいいか、悩んでいる。ワン・ワールド・フェスティバルではどうしているのか、教えてほしい。
ワン・ワールド・フェスティバルの財源は、参加団体の出展料やプログラム経費、実行委員会の分担金、助成金、企業・団体からの協賛金で構成していること。財源確保のために、新規協賛先の開拓に積極的に取り組んでいること。そして、企業には、協賛金だけでなく、「協賛」「広報」「ボランティア」「出展」「プログラム企画」といった依頼を行い、参画可能なところから協力を得て、関係構築に複数年かけて取り組んでいることがポイントであると説明した。また、企業も実行委員会に加わってもらっており、多様なセクターから実行委員会を構成し、学生団体を加えたり、魅力的なプログラムを行う団体に参加を依頼したりして、活性化に取り組んでいることを伝えた。

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特定非営利活動法人 関西国際交流団体協議会


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