関西国際交流団体協議会は地球的規模の課題の解決に向けて、市民意識・ライフスタイルの変革、活動への市民参加の促進を行っています。その一環として、ESD(持続可能な開発のための教育)を広く普及させ、取り組み事例を共有するため、本書を作成しました。本書ではESDの42事例を紹介するとともに、各地で実施したセミナーやワークショップの報告も盛り込んでいます。
目次
Ⅰ ESDグッドプラクティス10事例
モペッ・サンクチュアリ~オホーツク・紋別におけるアイヌ民族の権利回復と持続可能な地域づくり~
環境保全のための大沼国際ワークキャンプ
もっと話そう!エネルギーと原発のこと~参加型で話し合うための16の方法~
「川崎市子ども夢パーク」及び「フリースペースえん」における
子ども・若者たちの自己肯定感を育む居場所事業
菜の花プロジェクト
釜ヶ崎芸術大学
反貧困学習
たかべ みそ汁 元気いっぱい
ピースクリエイターになろう
ハイサイ!やんばるツアー 自然体験と平和学習への取り組み
Ⅱ ESDのさまざまな取り組み
獲物のあるビオトープ作り
地域・専門機関との連携による環境学習プログラムの実践
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 東日本大震災/子どもにやさしい地域づくり
CSOラーニング制度
世界一大きな授業 すべての子どもに教育を。みんなが動けば世界は変わる
DEAR授業づくりサークル
多文化共生教材クリエイション 教材『読めないお知らせ』
アオテアロア・アイヌモシリ交流プログラム
Alfabetização(アルファベッチザソン)母語教室
男も家事ろう!~男子家事能力開発講座~
京都・環境教育ミーティング
学校開き「生徒の自己開示の取組み」
チョコレートから世界が見えるーNGOと教員でESD教材の共同開発ー
ユネスコスクールとしての取り組み
まちでつながる2011→2012 ちょっと生きやすくなろう
越冬期における野宿者支援・こども夜まわり活動
リサイクル本の活用による図書館の活性化と地域における共生を推進するための事業
陶器とりかえ隊
ESDリソースセンターとよなかESDとよなか連絡会議
在住難民支援活動
異文化ルーツの人たちへの支援・交流事業
空から蝶をよぶ場所づくり
人と動物のいい関係
ポーポキ・ピース・プロジェクト 「平和って、なに色?ねこのポーポキと一緒に平和を考えよう」
神戸大学のESDコースの授業を活用したアスベスト被害に関するマンガの制作
環境学習を通じた持続可能な社会システムの構築
ふるさと(ESD)ウォーク
YES for ESD (Youth and Educators’ Summit for Education for Sustainable Development)
公民館を拠点とした学社連携・地域協働のESD活動
ヒロシマ発の平和教育
学校とNPOが協働で創るESD~モザンビークとの交流を核にして~
デートDV予防教育活動
Ⅲ 私とESD
岐路に立つESD「フリースペースたまりば」が選ばれたことの意味
ESDとMDGs、EFAの位置づけと日本のNGOの活動
ローカルアジェンダ21とESD
公害地域とESD
歴史と人権を基底にした多文化共生社会の構築に向けて
~持続可能な地域づくりを目指す国際交流協会のとりくみ~
開発現場で教えられたESD
回想~2002年「ヨハネスブルグ」のころ
Ⅳ ESDとCSR:企業の取り組み
企業におけるESDへの取り組み
アジアとの共生を考えるー株式会社松栄堂の事例紹介ー
ESDとCSR
Ⅴ この1年の取り組み
資料:ESDに関する資料
2014年3月
編集・発行:(特活)関西国際交流団体協議会