2013年3月アーカイブ

日 時=2013年3月24日(日)14時~16時半
会 場=大阪大学豊中キャンパスOSIPP 6F会議室
講 師=マリ・クリスティーヌさん(国連ハビタット親善大使)
パネリスト=古岡繭さん/神戸大学大学院 国際協力研究科
       (企業とNGOの持続可能な環境配慮型社会づくりの連携 参加者)
      國政歩美さん/大阪大学人間科学部
       (みんなで考えよう!持続可能な社会のつくり方 参加者)
      山本仁湖さん/兵庫県尼崎市立成良中学校
       (湾・ワールド、海は地球の鏡~大阪湾から世界を知る 発表者)
      難波真也さん/兵庫県尼崎市立成良中学校
       (湾・ワールド、海は地球の鏡~大阪湾から世界を知る 発表者)
モデレーター=藤野達也さん(元公益財団法人PHD協会総主事代行)
 

これまでに実施した人材育成プログラムの総括として、今までに行ってきたワークショップ・シンポジウムに参加した学生をパネリストとして向かえ、「どのような未来をつくりたいか」、「自分たちにできることは何か」等を議論し、持続可能な社会に向けての具体的なアクションについて参加者も交えて議論しました。

また、国連ハビタット親善大使であるマリ・クリスティーヌさんよりこれから持続可能社会を担う若者たちへのメッセージを講演していただ来ました。

 

前半はマリ・クリスティーヌさんより持続可能な社会に貢献する人材育成について講演がして頂きました。
マリさんは、2005年に行われた愛・地球博では広報プロデューサーとして関わり、イベントを通して持続可能な未来を世界に発信してきたことなどの紹介しました。また、持続可能な社会を構築するためにも、個人個人のつながりも大切だが、市民の関わりをさらに強めるためにも社会のシステムを整備する必要性があることなど、参加者むけて、メッセージを伝えました。
 
後半は、藤野さんをファシリテートに迎え、これまでに本事業を通して実施した人材育成プログラム参加学生をパネリストに、プログラム参加のきっかけやその後の活動について議論が行われました。参加の動機は異なり、学校での活動の一環として始まったことがきっかけであったり、CSRに興味を持ったことで参加したりと、様々なレベルでの参加があったことパネリストに語ってもらいました。
プログラムへの参加をきっかけに「自分たちがやっている活動が本当に社会のためになっているのかを考えることができた」「活動を人に伝える大切さや、自分の行っている活動を見直すいい機会となった」などの意見が出され、限定的ではなく、継続性を持って取り組む姿勢がうかがえるディスカッションとなりました。
 
最後にマリさんより、「やり方やアプローチはそれぞれ違うが皆同じことを考え、前を向いて持続可能な社会に向かうことが大切である」とメッセージをいただきました。
 
このフォーラムで今年度実施してきた「持続可能な環境配慮型社会づくりに貢献する人材育成事業」は終了となり、多くの若者達に持続可能な未来に向けて限定的な取り組みではなく、継続的に行動をおこし、回りの意識改革を行うことの大切さ学んでもらえたと思っています。
 
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日 時=2013年3月20日(水)13時半~16時半
会 場=エルおおさか 会議室
講 師=荒川共生さん(ボルネオ保全トラストジャパン)、
    中西宣夫さん(ボルネオ保全トラストジャパン)、
    石崎雄一郎さん(京のアジェンダ21)、
発表者=吉井美優さん、吉田彩華さん、田原千大さん、吉勇樹さん
    (奈良県立法隆寺国際高等学校)
 

ボルネオ保全トラストジャパンとの連携プログラムで作成したESD教材が完成しました!

まずは、教材内容のワークショップを参加者に実施してもらい、教材作成プログラムに参加してくれた奈良県立法隆寺国際高等学校の生徒たちからESD教材の紹介が行われました。

生徒からは、「このプログラムを通して様々な立場になって対策を考えなければならにことを学んだ、ぜひそれを行動に移したい」「この教材を通して学んだ人が一人でも多くの人に持続可能な未来について伝えていってほしい」などのコメントがありました。

 

今後作成した教材を教育機関をはじめ、様々な方たちに送付する予定です。

持続可能な社会づくりを担う若者たちの人材育成のためのきっかけづくりになればと思っております。

教材が欲しい方は当協議会までご連絡お願いいたします!

 

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みんなで考えよう!持続可能な社会をつくるワークショップ

 

日 時=2013年3月2日(土)10時~17時
会 場=大阪国際交流センター 会議室1・2
講 師=藤野達也さん(元公益財団法人PHD協会総主事代行)
     太田航平さん(地域環境デザインecotone)
 

2013年2月2日・3日に実施されたOWFは多くの市民に向けて地球規模の課題について考えるきっかけの場としてワークショップを開催しました。

 

前半は講師の藤野さんのファシリテートのもと、
「なぜ国際協力が必要と思うか」、
「募金やフェアトレードチョコの購入などの行動を起こしたことがあるか、なぜしたのか、なぜ出来たのか」、
「企業CSRの取り組みは果たして持続可能社会に貢献しているのか」
「景気と消費社会は持続可能な社会につながるか」
などについて考え、自分たちの生活がどのように国際協力につながり、それがどのように持続可能な社会に貢献するかを議論しました。
 
途中、持続可能を考える学びのプロセスとして、「ひとひねり弁当」が出されました。
地産地消を目指ししたオーガニック料理を提供する野菜弁当を用意する一方、大量生産を行い低価格で販売する食べ物をよういされました。
ただ食べるという行為だけであれば大量生産を行っているもののほうが満腹度を感じたが、持続性への配慮がない、食べることからも環境に貢献できることなど、食を通して持続可能性や環境について参加者から様々な意見が出ました。
 
後半は4つのグループに分かれ、これまで議論してきた内容をもとに持続可能な社会を構築するに当たって、実践的に行えるアクションプランを考えました。
各グループからは、下記アクションプランが発表されました。
 
1)消費を抑える取り組みや地元の活性化から始める異文化交流など身近なことからアクションを起こす
2)内向き志向や閉鎖的な考えが国際協力への関心を薄めていることが考えられ、だれもが気軽に情報を共有できるワールド・コミュニティーという仮想空間をつくる
3)国際協力や持続可能社会のテーマを漫画化・アニメ化にし、「かっこいい」イメージを若者に定着させる
4)よい人間関係を構築することで持続可能社会をつくると考え、相互理解をするためのセミナーの実施をする
 
それぞれの発表に対して講師の太田さんよりコメントがあり、より具体的なグループには賞状と賞品が送られました。

参加者からは、「国際協力の原点を考えさせられた」、「物を買う前に一度これがどう社会や環境に影響を及ぼすか改めて考えたい」、「食べていくということがどう社会に影響をあたえるかを知った」などの意見があり、持続可能な社会にむけて自分たちができることを改めて考えるだけではなく、具体的なアクションを起こすきっかけづくりとなりました。

 
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環境問題をはじめ、地球的規模の課題が年々深化している中、持続可能な社会づくりに貢献する担い手の育成が必要とされています。本フォーラムでは、国連ハビタット親善大使であるマリ・クリスティーヌさんをお招きして、これから未来を担い、持続可能な社会を形成しうる若者たちへのメッセージを語っていただきます。
 さらに、(特活)関西国際交流団体協議会が行ってきたワークショップ、セミナー、シンポジウムに参加した若者に加わってもらい、「どのような未来をつくりたいか」、「自分たちにできることは何か」について当日参加者も交えて話し合います。
 
講師:マリ・クリスティーヌさん
略歴:父親の仕事に伴い4歳まで日本で暮らし、その後ドイツ、アメリカ、イラン、タイ等諸外国で生活。単身帰国後、上智大学国際学部比較文化学科卒業。94年東京工業大学大学院理工学研究科社会工学専攻修士課程修了。今現在も都市工学を学んでいる。生まれながらの環境から学んだ幅広い視点から国際会議・式典等の司会、講演活動など多方面にわたる活動をこなす。
 
パネリスト:愛・地球博継承理念助成金事業、参加学生
古岡繭さん/神戸大学大学院 国際協力研究科
 (企業とNGOの持続可能な環境配慮型社会づくりの連携 参加者)
國政歩美さん/大阪大学人間科学部
 (みんなで考えよう!持続可能な社会のつくり方 参加者)
山本仁湖さん/兵庫県尼崎市立成良中学校
 (湾・ワールド、海は地球の鏡~大阪湾から世界を知る 発表者)
難波真也さん/兵庫県尼崎市立成良中学校
 (湾・ワールド、海は地球の鏡~大阪湾から世界を知る 発表者)
 
パネルディスカッション進行:藤野達也さん
略歴:アジア、南太平洋地域の草の根の人材育成の活動に1982年から関わる。NGO職員、大学の非常勤講師を2012年3月まで勤める。現在は複数のNGOの役員を兼ねつつ、個人の立場で活動する。
 
日時:2013年3月24日(日) 14:00~16:30(開場 13:30~)
場所:大阪大学豊中キャンパス国際公共政策研究科 6F会議室(http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access)
最寄り駅:阪急線石橋駅、大阪モノレール柴原駅より徒歩15分
参加費:無料
定員:50名(定員になり次第、締め切ります。)
申し込み先:関西国際交流団体協議会(担当:眞鍋)
〒540-0026 大阪市中央区内本町1-4-12 エンゼルピックビル 2F
TEL 06-6944-0407 FAX 06-6944-0408 
E-Mail manabe@interpeople.or.jp
 
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