みんなで考えよう!持続可能な社会をつくるワークショップ

 

日 時=2013年3月2日(土)10時~17時
会 場=大阪国際交流センター 会議室1・2
講 師=藤野達也さん(元公益財団法人PHD協会総主事代行)
     太田航平さん(地域環境デザインecotone)
 

2013年2月2日・3日に実施されたOWFは多くの市民に向けて地球規模の課題について考えるきっかけの場としてワークショップを開催しました。

 

前半は講師の藤野さんのファシリテートのもと、
「なぜ国際協力が必要と思うか」、
「募金やフェアトレードチョコの購入などの行動を起こしたことがあるか、なぜしたのか、なぜ出来たのか」、
「企業CSRの取り組みは果たして持続可能社会に貢献しているのか」
「景気と消費社会は持続可能な社会につながるか」
などについて考え、自分たちの生活がどのように国際協力につながり、それがどのように持続可能な社会に貢献するかを議論しました。
 
途中、持続可能を考える学びのプロセスとして、「ひとひねり弁当」が出されました。
地産地消を目指ししたオーガニック料理を提供する野菜弁当を用意する一方、大量生産を行い低価格で販売する食べ物をよういされました。
ただ食べるという行為だけであれば大量生産を行っているもののほうが満腹度を感じたが、持続性への配慮がない、食べることからも環境に貢献できることなど、食を通して持続可能性や環境について参加者から様々な意見が出ました。
 
後半は4つのグループに分かれ、これまで議論してきた内容をもとに持続可能な社会を構築するに当たって、実践的に行えるアクションプランを考えました。
各グループからは、下記アクションプランが発表されました。
 
1)消費を抑える取り組みや地元の活性化から始める異文化交流など身近なことからアクションを起こす
2)内向き志向や閉鎖的な考えが国際協力への関心を薄めていることが考えられ、だれもが気軽に情報を共有できるワールド・コミュニティーという仮想空間をつくる
3)国際協力や持続可能社会のテーマを漫画化・アニメ化にし、「かっこいい」イメージを若者に定着させる
4)よい人間関係を構築することで持続可能社会をつくると考え、相互理解をするためのセミナーの実施をする
 
それぞれの発表に対して講師の太田さんよりコメントがあり、より具体的なグループには賞状と賞品が送られました。

参加者からは、「国際協力の原点を考えさせられた」、「物を買う前に一度これがどう社会や環境に影響を及ぼすか改めて考えたい」、「食べていくということがどう社会に影響をあたえるかを知った」などの意見があり、持続可能な社会にむけて自分たちができることを改めて考えるだけではなく、具体的なアクションを起こすきっかけづくりとなりました。

 
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