2013年9月から始まったMinamiこども教室は、新しい学年も迎えて2014年度のスタートを切りました。
5月13日、20日の2週間にわたり、梅花女子大学看護学部の田代先生が指導する学生13名が教室を訪問され、特別プログラムを実施しました。
1週目は、子どもたちへの指導ボランティアを体験していただいた後、南小学校の山崎校長より、外国にルーツを持つ子どもたちが置かれている現状をお話しいただき、教室運営者からも子どもたちの支援に対する願いをお話ししました。
学生さんたちは普段は異文化と接することがあまりないとのことでしたが、子どもたちとの学習や遊びを楽しんだり、校長先生のお話を真剣に耳を傾けていました。
2週目は、学生さんたちによる特別プログラムです。ナース服で登場した学生さんに、子どもたちも大喜びです。
まずは男女別に別れての衛生教室を実施いただきました。
歯磨きやうがいをするタイミングと仕方、トイレの使い方(マナー、ふく方向)、おふろの時はどこをよく洗うかなど、イラストや人形、手作りの教材を使ってわかりやすく説明してくれました。
お話の中で子どもたちへ質問を交えながら、子ども自身が考えるように工夫されていて、子どもたちも一生懸命に聞いていました。
続いて、看護師の仕事、養護教諭の仕事についてお話ししてもらいました。
看護師や養護教諭になるのに、どんな勉強をする必要があるかということ、
看護師や養護教諭は男性もなれる職業なので、関心のある男の子はがんばってほしい、などなど、子どもたちが興味をひくような語り口で教えてくれました。
最後に子どもたちに聴診器を使わせてくれました。
学生さんから使い方を教わり、自分の心臓と友達の心臓の音を聞き比べたり、声を出したときにどんなふうに聞こえるか、とても喜んで体験していました。
今回の支援が、子どもたちが衛生面への意識を高めたり、看護や医療への関心を持ってもらうきっかけになったと思います。
梅花女子大学のみなさん、有意義なプログラムをありがとうございました。
学生さんたちにとっても、外国にルーツを持つ子どもたちとのふれあいが貴重な経験となったと思います。
今後看護の仕事を目指されていく中で、異文化の方のことを気にかけていただけるよう願っています。
2014年5月現在、子どもの参加人数は約20人ですが、支援が必要な子どもはまだまだたくさんいます。
子どもたちを支援いただけるボランティアを募集しています。特別な資格や技術はいりません。
ぜひ一度、教室見学にお越しください。
見学は原則として毎月第一火曜日です。ご都合が合わない方はご相談ください。
<見学・物品提供・寄付等のお問い合わせ>
Minamiこども教室実行委員会事務局
(特活)関西国際交流団体協議会
TEL:06-6944-0407 FAX:06-6944-0408
Email:minami.kodomo.k@gmail.com