9月6日(木)に、外国人母子支援ネットワーク形成事業(*注1)第2回研究会昼の部が実施されました。*注1平成24年度大阪府新しい公共支援事業「NPO等の活動基盤のための支援事業」マーテル外国人母子支援ネットワーク形成事業今回は前回の議論を踏まえ、よりきめ細かい議論を目指しました。
グループで議論した結果として、以下のような意見が挙がっていました。
・支援者層を広げる。(現在支援している人々はだけでなくもっと多くの方々にかかわってもらって、カバーできる範囲も広げる)
・良いモデルが必要(地域で子ども達の先輩となる層が重要)
・トリモチ役のお母さん(地域と外国人と繋ぐ集いを開催)
・総領事館主催での福祉制度等の説明会の開催を提案(外国人が持っている情報はほとんどが口コミで伝わっているもので、しかも間違っている!行政と専門NPOが協働で総領事館を支援してはどうか)
・スタッフの人材育成が重要。
・社会福祉協議会のことをもっと知ってもらって、サービスを利用してもらえるようになれば良いのでは。
・行政とNPOとの関係を継続するためには、まめに足を運んで様々なケースを相談すること。
また9月3日に実施された夜の部の内容を、昼の部にも出てくださった参加者から情報共有がありました。
夜の部の様子はこちらから↓
次に、大阪市中央区を例に、外国にルーツのある母親と子どもの周囲には、どのような団体がどのように関係しているのかを確認しました。
そして、ここに集まる我々は、立場は違っても、
「日本人にとっても外国人にとっても暮らしやすい街づくり」
を目指していることを確認しました。
そして、その手段の一つが、「異文化を認めて仲良く暮らす」ことだとし、そのためには、
「人間関係構築」「正しい情報を得る」「ネットワークをつくる・つながる」
が重要であると分析しました。そこで、3グループに分かれてさらに具体的な解決方法に付いて議論しました。
最後に小グループ内で話し合った内容を発表し合いました。グループの議論の各テーマの主な結果は以下のとおりです。
「人間関係構築」
顔を合わせるコミュニケーションが必要。
→行政と住民、住民同士、自治会、学校等々様々なレベルや局面毎での取り組みが必要。
如何に触れ合う時間をたくさん持つか。
→人の集まる場がほしい
→楽しいイベントを企画する。
→個人的なつきあいも大切
→大変なとき、連絡する、会いに行く。
「正しい情報を得る」
外国人向けのみならず、日本人向けの取り組みも必要。
資料等をただ「多言語」にするだけでは不十分。
宗教や時間の感覚などの違いについて知り、寛容の気持ちで付き合う。
→外国人は変だと決め付けない。
「ネットワークをつくる・つながる」 人が集まる場が必要。
人事異動で人が入れ替わる団体やポジションもあるが、異動が少ない人が繋がっておく。次回以降、我々には具体的に何ができるかを話し合って生きたいと思います。参加くださいました皆様、ありがとうございました。
次回は10月11日(木)に昼の部、10月15日(月)に夜の部を予定しています。
詳細は追って本ブログにアップいたしますので、皆様是非御参加下さい。初めての方も大歓迎ですので、是非お越し下さい。