外国人母子事業では、カトリック大阪梅田教会にて、
在住フィリピン人向けにセミナー・相談会を実施しました。
日本で生活する上で必要な制度・法律などについて、大阪の人口が多いフィリピン人への情報提供を目的としたもので、(特活)関西国際交流団体協議会・(特活)コリアNGOセンター・(公財)大阪国際交流センターが主催し、
在大阪・神戸フィリピン共和国総領事館・(公財)大阪府国際交流財団・キタノ インターナショナル コミュニティーの協力のもと開催しました。
2月23日は、フィリピン人向けセミナーを行い、約40名の方が参加されました。
セミナー前半では行政書士の孫勇氏より日本の民法についてお話しいただきました。日本における離婚制度・永住ビザと定住ビザの違いを重点的にフィリピンとの民法の違いを比較しながら、非常にわかりやすく説明していただきました。質疑・応答では、参加されたフィリピン人の方からさまざまな質問が出されていました。
セミナー後半は、森ノ宮医療大学の酒井ひろ子教授に日本の福祉制度についてお話しいただきました。妊娠・出産・子育てにおいてやるべきこと・注意すること、予防接種についてなど、一つひとつ丁寧に説明していただきました。質疑応答では障害児の支援やフィリピンに帰国する際必要な予防接種などについて説明がありました。
参加者の方から以下のような感想をいただきました。
「定住ビザと永住ビザの話が興味深かった」
「このセミナーを毎年開催して欲しい」
「フィリピン人コミュニティと協力してこのセミナーを開いて欲しい」
フィリピン人の方々が日本の法律や福祉制度、子育てに関する情報を得る良い機会となったと思います。
また3月2日にはフィリピン人向け相談会を実施しました。
領事関係・在留関係・年金・法律関係など、相談分野別に8ブースを設け、
フィリピン総領事館、行政書士、弁護士の方やNPOの方に相談員になっていただき、タガログ語通訳者の方々の協力のもと個別相談を受け付けました。当日会場に来られない方のための電話相談を含め、約30件の相談がありました。
フィリピン人の方からは日本での労働に関する質問やビザ・離婚問題についてなど様々な相談が寄せられました。参加者の方々からは
・無料で相談できる
・相談専門員に相談できる
・1か所で色々な相談ができる
という3点で特に高評価をいただき、参加された皆様から「満足した」、「大変満足した」との声もいただきました。
セミナー、相談会に来場された皆様、また講師・相談員・通訳として協力いただいた皆様、ありがとうございました。
本件を含め外国人母子支援に関連したご意見・ご要望がありましたらお寄せください。
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