外国人母子支援ネットワーク形成事業では、中央区の外国にルーツのある子どもの学習支援と居場所づくりを目指し、放課後学習支援教室「Minamiこども教室」を9月から実施いたします。
中央区の南小学校、外国人支援のNPO数団体らと実行委員会を結成し、また社会福祉協議会などの協力を得て準備を進めています。
教室スタートに先立ちまして、ボランティア養成講座を4回にわたり実施いたしました。
○第1回 こどもたちの日本語習得と学校での支援
講師 日本語支援者 松田多枝子
松田さんは、帰国した子どもの教育センター校で、日本語・適応指導担当教諭をされていました。これまで指導してきた子どもたちのことをお話いただきました。
いろいろな背景を持つ受講者の方に参加いただきました。写真はフィリピンでの掛け算のやり方をやってみているところです。
○第2回 在住外国人の法的処遇、外国人の子どもの教育における現状の法制度上の課題
講師 (特活)コリアNGOセンター 事務局長 金 光 敏
金さんが事務局長をされているコリアNGOセンターでは、在住外国人の子ども支援、特に教育面での支援を中心に活動されています。講座では、今日の法制度における在住外国人の現状をお話いただきました
○第3回 日本でこどもを育てるということ
講師 こどもひろば 事務局長 鵜飼聖子/Southeast Asia Community Association(サウスイーストアジアコミュニティ協会)代表 石村アニータ/通訳翻訳業、在住外国人支援 平松マリア
鵜飼さんはこどもひろばで在住外国人の子どもたちの日本語指導をされています。講座では、フィリピンご出身で現在は在住外国人支援をされている、石村アニータさん、平松マリアさんへのインタビューを通じて、フィリピンと日本の子育ての違い、外国人が日本で子どもを育てる上での大変だったことなどを教えていただきました。
左がアニータさん、右がマリアさんです。
○第4回 Minamiこども教室の進め方
講師 (特活)多文化共生センター大阪 理事 坪内好子
坪内さんが理事をされている多文化共生センター大阪では、外国にルーツのある子どもへの学習支援教室「サタデイクラス」を実施されています。ご自身の教室運営経験を交えながら、Minamiこども教室でどのように子どもたちを支援するのかお話いただきました。
この日は、南小学校の山崎校長から、南小学校での子どもたちの様子や学校での取り組みについてもお話いただきました。
ボランティア養成講座を受講いただいた皆様、ありがとうございました。
いよいよ9月から教室が始まります。講座は終了しましたが、ボランティアは引き続き募集しています。
新しくボランティアとなっていただく方には、当教室の主旨・指導内容などについて別途お伝えいたしますのでご安心ください。
<教室開催日時>
毎週火曜日17:00~20:00
<場所>
9月は大阪市立南小学校、10月以降は中央区子ども・子育てプラザ
外国にルーツをもつこどもたちの支援に関わっていただける方のお申し込みをお待ちしています。
<お申し込み・お問い合わせ先>
Minamiこども教室実行委員会事務局 (関西国際交流団体協議会 担当:松本)
TEL:06-6944-0407 FAX:06-6944-0408
Email:minami.kodomo.k@gmail.com